色温度
色温度 (color temperature) は光の色を温度で表現する尺度です。単位は K (ケルビン) を使います。
数字が低いほど赤っぽく、数字が高くなると青くなります。ちなみに、太陽光線は 5500K とします。(実際の太陽の表面温度は 5772K だそうです)
色温度は 「3000K = オレンジ色っぽい電球の色」 と 「4200K = 真っ白な蛍光灯」と 「5000K = 晴天の白」という辺りを覚えておくと、 照明を購入する際に目安になるので便利です。
ホワイトバランス
肉眼で景色をみるときは、人間が白いはずと思う場所は白と認識したり、頭の中で色に順応します。 しかしカメラはそのままの色を撮影してしまうために、出来上がりが思ったより、青みがかったり、赤っぽかったりしてしまいます。
これを補正するのがホワイトバランスです。
照明
同じく白っぽい照明を用意しても、微妙にオレンジ色っぽかったり、青っぽかったりしますよね。 撮影する時の照明を準備する時には、どのような色を準備するかによって、照明の種類も変わります。
経験的には、色温度の異なる複数の照明が混ざり合わさると、赤みがかった照明の中に青っぽい場所ができたりして、どのように補正すれば自然にみえるのか手に負えなくなったりしますので、 特に狙いがない限り、同じ色温度で照明を揃えるとキレイな画像が作りやすいようです。
照明には通常、色温度の記載があります。この色温度をみて、希望の照明を設定しましょう。
蛍光灯の色温度
蛍光灯の色合いといえば、誰でも「白っぽい」と思うと思いますが、 種類によって少し色合いが違うことも気付いている方も多いと思います。
実は蛍光灯には、実際にいろいろな色が決められていて、各種発売されています。JIS Z 9112:2012 規格では光源色の種類と記号は次のように決められています。
- 昼光色 D ~ 6,500K : 晴天の正午の日光の色。
- 昼白色 N ~ 5,000K
- 白色 W ~ 4,200K: 白から黄緑色
- 温白色 WW ~ 3,500K : 夕方の日光の色
- 電球色 L ~ 2,800K / 3,000K: 白熱電球の色
実際の規格では色温度には幅があります。上記の数字は目安と考えてください。