おすすめのデジタル一眼カメラ
ここでは、YouTubu 向けの動画撮影でおすすめのデジタル一眼カメラとその理由について書きます。
いわゆる有名ユーチューバーと言われる人たちではデジタル一眼カメラを使用している人は少なくありません。しかし、上位機種である場合がほとんどです。
これから YouTube の動画を撮影したいと思っている人がいきなり高価な上位機種を購入するのも敷居が高いですし、 そもそもたくさんの機能を使いこなすのも難しく、宝の持ち腐れになる可能性が高いです。
はじめはデジタル一眼カメラのエントリーレベルの機種を選ぶのが賢明です。
ここでは比較的安価なエントリーレベルの機種の中で、特にコストパフォーマンスに優れ、評判の良いカメラを紹介します。
なぜデジタル一眼カメラが良いのか?
デジタル一眼カメラは画質が美しいです。デジタル一眼カメラと呼ばれるカメラは大きなイメージセンサーを搭載しているので、スマホのカメラなどに比べて画質は圧倒的に向上します。
デジタル一眼カメラではレンズが交換可能のため、状況に応じた適切なレンズを選ぶことができます。例えば、広角レンズを使って広い範囲の撮影をするのは、 スマホでは単純に不可能です。また F 値の小さいレンズを使うことで、ボケ味を活かした画像を撮影することもできます。
一眼カメラの性能を十分に発揮するには、確かにはじめはたくさんのことを覚える必要があります。
しかし、一眼カメラにも全自動モードもありますので、はじめのうちは全自動モードを使うだけでも、 写真の出来栄えはかなり違うと感じられるはずです。
おすすめのデジタル一眼カメラ
キャノン EOS Kiss X9i
私がイチオシなのが EOS Kiss X9i です。2017年現在、キャノンのエントリーレベルラインナップである EOS Kiss シリーズの最新機種です。
上位機種よりやや小型で軽量です。上位機種の EOS 80D は本体だけで 650g ありますが、EOS Kiss X9i は 485g で 165g 軽いです。iPhone 7 の重量が 138g ですから、iPhone 一個分より軽いことになります。
あまりに大きく、重いカメラでは結局、買ったけど面倒で持ち歩かなくなってしまった、というのはよく聞く話です。
EOS Kiss X9i はアメリカでは EOS Rebel T7i という名前で販売されています。アメリカでは日本よりも VLOG 等の個人撮影が盛んで、 米国キャノンではビデオクリエーターキットとしてロード社のビデオマイクとパッケージになって販売されているほど、ビデオ撮影が重視されています。
一眼レフカメラに動画撮影用のビデオマイクをつけるという使い方が、かなり一般に浸透してきていますね。
EOS Kiss シリーズでは前のバージョンの X8i などもありますが、 YouTube ビデオを制作する観点で X9i で特に良くなったのは、タイムラプス動画をサポートしている点です。
タイムラプス動画を使うと雲の動きなど、本来ゆっくり動いているものを美しく早送りすることができます。 独特の厳かさがあり、目を引き、動画の場面遷移などで非常に有効に使えます。
アマゾンの製品ページはこちらです。
価格の違いは、付属するレンズが違うからです。
自撮りで動画を撮影するなら 10mm-18mm のズームレンズがおすすめです。EOS X9i 本体と次のレンズの組み合わせると良いです。
10mm というと超広角で使いにくいと思うかもしれませんが、APS-C サイズのイメージセンサーでは実質 1.6倍の焦点距離相当になりますので、 16mm-29mm 相当になります。29mm というとコンデジなどで、ワイドレンズとうたっている機種と同等程度です。広く撮れている感じはありつつも自然さも失われていません。
それから、広角レンズである方が手ぶれの影響が少ないので、手持ちの撮影に向きます。35mm などでは、手の届く範囲にカメラがあると、ドアップになってしまいますが、キャノンの 10mm レンズなどではちょうど良いくらいに画面に収まります。
もちろんレンズはたくさんあって困ることはないですし、キットでの購入の方が割安だったりするので、ご予算に合わせて購入されると良いと思います。
EOS Kiss X9i 用のレンズを購入する時の注意点
EOS Kiss X9i 用のレンズを購入する際は、基本的に EOS Kiss X9i 対応と書いてあれば装着は可能のはずです。
動画撮影には特に STM というタイプのレンズがおすすめです。
STM はキャノンの新しいフォーカス機構で非常に静かで滑らかに動作します。オートフォーカスの音が大きいレンズでは動画に音が入る場合があります。STM はほぼ無音です。
キャノン以外でのおすすめ
キャノン以外の製品では ニコン D5600、パナソニック G8 などが人気です。
パナソニック G8 では 4K ビデオやタイムラプス (「インターバル撮影」)もサポートしています。
ちなみに動画撮影に一眼カメラを使用する場合、モニターが被写体側に向くことを必ず確認しましょう。 メーカーによってはバリアングルモニター等と呼ばれます。
自撮りする場合、自分の動きがみえないとどう動いてよいかわからず、表現手段がかなり狭まってしまいます。
上で紹介したカメラはバリアングルモニタです。